2008GPシリーズスカートカナダ 村主さん 2位！

やった！2位です、村主さん！
SPでは2位でしたがFP3位でトータル2位です。

スケートカナダの結果です。
村主さん、トータル2位13点獲得です。
2期ほど結果が出なくて苦しんだようですが、今期はついに復活ですね。
国内の2008東京フィギュアスケートでも中野友加里さんを押さえて優勝。
（報道では、村主さん優勝ではなく、中野友加里さん3位が話題になっていましたが。）
これは、やはり今期からコーチになったニコライモロゾフのおかげなのか…日本のフィギュアスケート界のまさにキーマンですね、ニコライモロゾフは。
高橋大輔さんが、織田信成さんの件でニコライモロゾフのもとを離れたことがどう影響するのか…。

SPOTRS NAVI .comでも、伊藤みどりさんが好意的な解説をしています。

今回の大会内容、今後のＧＰシリーズの展望について、テレビ朝日系列で解説者を務めるアルベールビル冬季五輪銀メダリスト・伊藤みどりさんに話を聞いた。（構成：平野貴也）――

■環境の変化が吉と出た村主

　今大会は、何と言っても村主選手の活躍が印象的でした。近年は世界選手権に出場することができず、ＧＰシリーズでも元気がありませんでしたが、環境を変 えた（今季よりニコライ・モロゾフコーチに師事）ことがプラスに働いたと思います。新たなモチベーションを得ることによって、持っていた能力が引き出され たように感じました。元々、表現力には定評のある選手ですが、昨季はジャンプで何度も崩れることがありました。しかし、今大会ではフリーでミス（３回転フ リップからのコンビネーションが単発の１回転に終わった）があったものの、技術もしっかりとかみ合っていました。

■正確性の追求に見られる原点回帰の流れ

　村主選手の場合は特に、昨季から今季にかけて行われたルール改正の流れを考え、全体を通して自分の持っている力をしっかりと出すことのできるプログラム であったことが評価できます。昨季は、フリップとルッツの踏み切り時のエッジ（内側に倒れているか、外側に倒れているか）が厳しく判定されるようになって 話題を呼びましたが、今季は、女子ではＦＳの要素でスピン技が一つ減るなど、無理な技の詰め込みを防ぐ意図が反映されています。新採点法への移行後、難度 の高い技に挑戦しなければ勝てないというような風潮がありましたが、現在は技の正確性を追求するなど、かつてコンパルソリー（規定）とショート、フリーの ３部構成だった頃の視点を取り戻しつつあります。これによって、たとえば、男子の４回転ジャンプも正確にできる選手にとっては大きな武器ですが、「イチか バチか」の成功率では、ハイリスクを負うことになります。実際に、通常なら４回転に挑戦するエバン・ライザチェク（米国）選手は、４回転を回避することで 表彰台に立ちました。そういう意味でも、村主選手は無理に３回転＋３回転などの大技に挑まず、持てる力を存分に出すことのできるプログラムを組んでいたこ とが、結果につながったと思います。

しかし、気になるのが村主さんのスコア表。
最後のスピンが、0点で得点をもらえていません。誰がこのことを解説してくれていないかといろいろ記事を探しましたが、見つかりません。採点基準は毎年少しずつ変わるので、素人の私には想像する余地もないのですが、もったいない気がしてなりません。
下の表の12番、0点なんですよね。

→2008GPシリーズスケートカナダFPスコア表